前回の続き
王国(自我の世界)の外で起きる出来事や状況に気づけば、気づくほど、王国の下に深く埋もれていた記憶を解放することができます。
それらの記憶は消えたわけではなく、保管されているだけです。王様が無視するようにと命じる不思議な体験の数々を肯定し、それを探求すればするほど、王様は別の王国(現実)の存在を認めざる得なくなるでしょう。王様の存在を脅かさないように、王国の現実の枠組みをそっと押し広げていけば、王様は今までしまい込んできた記憶の数々を解放してくれます。そしてその記憶は王国の新しい歴史の一部になります。しかしそのプロセスはゆっくりと行わなければなりません。
王様は自分の国を守ろうとしているだけなのです。宇宙人のエネルギーの脅威が近づくと、王様はその刺激からあなたを守るために特定の反応を示します。その反応は個々の王様(自我)によって違いますが、毎回同じパターンなので予測が可能です。どの王様も独自のユニークな行動をとるため、私たちはこれを「特異反応」と呼んでいます。武力を使って攻撃的になる王様のいれば、自分の殻に閉じこもる王様もいます。あなたを守るために嘘をつく王様もいるかもしれません。未知との出来事に直面した時の反応は王様によって様々です。
宇宙人とのコンタクトはわかりにくく、いつ起きたか感知しにくいこともありますが、特異反応を知り反応を観察することで、進行中のコンタクトにリアルタイムで気づくことができます。そうすれば、「これはコンタクトが起きているという事だ。では次にどのようにしよう?」と考えることができます。こうして特異反応を通じてコンタクトが起きているか確認ができるので、もはや受け身ではありません。
しかし特異反応が出ている事を人格の部分が否定したら、王様(自我)がまだコンタクトワークに協力していない証拠です。
リサロイヤル&キースプリースト著 「コンタクト」より